ハンドメイドで個人事業主!開業届けを出すタイミングと子供の保育園

mama

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こんにちは、ままころです

今日はハンドメイド品の販売で開業届けを出したお話しをさせてください

ハンドメイド作品を販売している方や、これから始めたいと考えている方はちょっと気になるお話しかな?と思ったので記事にさせていただきました

専業主婦とパートをされている方では異なります、今回のお話は専業主婦の場合ですので副業の場合はご注意ください

「開業届」「確定申告」「扶養」などちょっと面倒くさそうな内容ですが、意外と「ふ~ん」と思っていただけると思います

どうすればいいのかな?と迷っている方の参考になれば幸いです

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開業届けを出すタイミング

開業届は正確には「個人事業主の開業・廃業等届出書」と言いますが、ここでは「開業届」でお話させていただきます

その開業届ですが私の認識では

売れている人が出すんじゃないの!?

と、まだまだ私には必要ないと思っていました

ハンドメイドで得る収入はお小遣い稼ぎ程度、開業届はまだまだ無縁だと思っていた私が開業届けを出そうと思ったきっかけは

これから本格的に頑張って販売していこう!

と思ったからなのですが、そもそも、開業届はいつ提出するものなのか?決まりはあるのか?という事については全く知りませんでした

それなりに利益が出たらでいいの!?

「開業届けを出す目安は38万円(経費を差し引いた金額)」と言われている方も多いですね

「38万円以上」というのは確定申告をしなければならなくなる金額の事です(2020年度からは48万円)

それ以下の場合は確定申告の必要はないので「旦那さんの扶養内で収まるようにすれば・・・」と調節しながら販売されている方も結構いらっしゃいますよね

ですが、開業届と確定申告は別物!(関連はあるけど・・)

本来開業届けの提出期限は収入にかかわらず”事業を開始してから1ヶ月以内”となっているんです

確定申告の必要がなくても開業届は提出できます。

利益が出ていないのに提出しなきゃいけないの?

ハンドメイド作品を販売されている方の中には「開業届けなんてそんな大げさな!」と思われている方もいらっしゃるかもしれません

事業を開始してから1カ月以内に提出しなくても罰則はありませんし、実際に開業届を提出していない方も多いでしょう

私が個人的に思う”開業届けを出すのにいいタイミング”は

「ハンドメイドで収入を得よう!」と準備を始めたり、ハンドメイドサイトに登録したなどの行動を始めた段階が理想だと思います!今は扶養内で収まるように販売をしているけれど、いずれは38万円以上(2020年からは48万)稼いでやる!と思った時でもいいですね

開業届けと確定申告は非常に関係はあるのですがイコールではないので

開業届けを出したからといって、確定申告が必要になるわけではありません

先ほどもお話ししましたが「38万円以下の所得ならば個人事業主になっても配偶者控除が受けられます」

※2020年度分からは38万円→48万円へ変更されます

※ただし健康保険組合によって基準が違い、開業届けを出すと配偶者控除が受けられない場合があるようなので前もって旦那さんに確認しておいてもらう方が安心ですね

利益がそんなになくても開業届を提出すれば立派な個人事業主です。

開業届けを提出するには

管轄の税務署へ必要書類を提出します

国税庁のHPのこちらが開業届けについて記載されています

書類がダウンロードできるので自宅でゆくっり記入し、わからない所は税務署で聞いてから記入しましょう(郵送での提出も出来ます)

開業日を記入するところがあります

先ほどお話ししたように提出期限は事業開始から1ヶ月以内ですが、遡っても大丈夫です

私は5ヶ月遡って記入しました

事業の概要を記入するところは、私の場合ハンドメイド以外に行っている仕事の内容プラス”ハンドメイド品の製作販売”と記入しました

屋号を記入する所は決まっていなければ空白でも大丈夫です

私の場合は新しい屋号を考え中だったのでとりあえず空白で提出し、後に新しく決めた屋号を記載したものを再提出しました(屋号入りの口座を作る時に開業届けの控えがいります)

開業届けを出したら何か違う?

屋号入りの口座が作れる

収入が出てくると専用口座を準備しておいた方が帳簿付けなどもスムーズです

先ほどもちらっとお話ししましたが、屋号入りの口座を作る時に開業届けの控えが必要になります

振込先の名義が個人名よりも屋号の方がお客様からしてもわかりやすいですよね

節税効果のある青色申告ができる

確定申告が必要になった時には白色申告か青色申告をします

節税効果があるのは青色申告でその青色申告をするには開業届が必要になります

青色申告のメリットはいくつかあるので後程説明しますね

青色申告のメリットは要チェックですよ

個人事業主になる

これからも確定申告の必要がなく、屋号入りの口座も作らないなら開業届けを出しても何も違わないかもしれません

ですが、開業届を提出すれば立派な個人事業主ということです

利益はまだ少なくても、自宅でコツコツとやっている事が仕事として認められているという事はやる気にもなりますよね

保育園の申込みで役立つ

子供の保育所・保育園の申込みのお話しですが、私が市役所で伺った内容からすると、「開業届けがなければ自宅で仕事をして収入があっても求職中という扱いになる」という事でした(お住まいの地域によって違いがあると思います)

会社勤めやフルタイムのパートほどは高い点数ではないかもしれませんが、開業届けを提出するとしないのでは明らかに異なるようでした

入園申込みの詳しい記事をこちらに書きました

ハンドメイド作家がハンドメイド販売を職業に子供を保育園に預ける
以前、ハンドメイドで開業届けを出すお話しをしました 開業届の記事の中でも触れていますが、ハンドメイド作家がハンドメイド品の販売を職業として子供を保育園に申し込むことはできるのか? という事に興味を持っておられる方も多いと...

青色申告を受けるメリット

確定申告には以下の3つがあります

  • 白色申告
  • 青色申告 10万円控除
  • 青色申告 65万円控除

特別控除

65万円控除の青色申告の場合最大65万円の控除を受けることができます

「最近売上が出てきて配偶者控除が受けられないかも!?」と思っていても青色申告をすることで所得額=総収入-経費-青色申告特別控除額となり、配偶者控除内に収まる場合もあります

最大65万円の控除はとても大きいメリットです!

赤字の繰り越し

本来所得が38万円以上にならなければ確定申告の必要はないのですが、赤字の場合でも青色申告をすれば赤字額を最長3年繰り越すことができます

たとえば、初年度は30万円の赤字で2年目は80万円の黒字だったとします

2年目の確定申告の際80万円の所得が税金の対象となりますが、青色申告だと初年度の30万円の赤字分が差し引かれて50万円が利益とみなされます

初年度は準備などにも費用掛かり、トータル赤字になることも珍しくありません。赤字でも青色申告すればメリットありです!

減価償却の特例

ハンドメイド品の販売をするのにはミシンはもちろん、パソコンやプリンターなども必要になってきたりします

高額なものは購入年度に全ての金額を1度に経費とすることはできず、原価償却といって何年かに分けて経費とするちょっとややこしい計算をしなければいけません

青色申告では30万円未満のものであれば1度に経費に計上できる少額減価償却資産の特例(合計限度額合計限度額は300万円)があるのでどちらか都合のいい方法でいいんです

利益の状態に合う節税対策ができるので選択肢があるのは助かります!

青色申告するにはは事前申請が必要

白色申告は事前申請の必要はないのですが、青色申告承認申請書は開業後2ヶ月以内に提出しなければなりません

1月1日から1月15日までの間に開業された方は3月15日までに提出することになっています

国税庁のHPのこちらに青色申告承認申請書について詳しく記載されています

用紙もダウンロードできるので、開業届けと一緒に準備できます

青色申告の承認を受けたけどやっぱり取り消したい!という時は所得税の青色申告の取りやめ手続が可能です

事業をスタートしたばかりで利益が少なくても開業届け&青色事業承認申請書を出しておいても損はありません!

普段の経理・確定申告の強い味方!

開業届けはとても簡単に提出できます

それよりも問題は帳簿です・・・

材料を買いたい時に買い、作れる時に作り、販売するという適当なスタンスでハンドメイド販売をしてきた私は(作品は適当ではございません)きちんとした経費や利益が把握できていませんでした

販売をするのであればどれだけ利益があったかをきちんと把握しておかないといけません

収入が扶養の範囲内なのかどうかもわかりませんよね

そして・・

メリットの多い青色申告をするには帳簿を付ける必要があります!!

帳簿付けは開業と同時に始めることを強くおすすめしたい!

簡単に言うと「わけがわからなくなる前にきちんと帳簿付けをしよう!」という事です

ハンドメイドの帳簿付けは初めは難しく感じるかもしれませんが放置すればするほど後悔することになります!

もしも確定申告する必要がでてきたら・・・と考えると手書きの帳簿ではとても自信がなく、開業届を出したのと同時期にクラウド型の会計ソフトを導入しました

今まで2度の確定申告を経験しました。会計ソフトがなければ無理だったと心底思っています!

クラウド型の会計ソフトではこれからご紹介するこの2社が人気なのですが、入力の仕方が異なるのでどちらが使いやすいか実際に無料お試し期間を利用して2つとも試してみました

freee

会計ソフト初心者でも使いやすいと人気のfreee

スマホ・タブレット専用アプリもあります

スマホなら家事の合間や銀行の待ち時間などでも手軽に使えますね

レシートをアプリで読み取り自動入力なんてことも出来てしまいます

忙しい主婦には向いているのかもしれません

”複式簿記の知識がなくても入力できる”というのがfreeeの入力スタイルなので帳簿付けが初めての方におすすめ!

freeeの料金

  • スターター  月額1180円     年額11760円(1カ月あたり980円)
  • スタンダード    月額2380円     年額23760円(1カ月あたり1980円)
  • プレミアム             年額39800円

※30日間無料無料お試しあり

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マネーホワードクラウド


会計ソフト経験者にはマネーホワードクラウドが人気のようです

freeeは複式簿記がわからなくても出来るのに対し、MFクラウドは最低限の簿記知識はいるようですが大丈夫!ハンドメイドの帳簿付けはパターンを覚えれば割と単純♪

仕訳のわからないところは検索すればすぐに見つかります

私はこちらのマネーホワードクラウドを使っています

マネーホワードクラウドの料金

  •  パーソナルミニ 月額980円  年額9600円(1カ月あたり800円)
  •  パーソナル        月額1280円 年額11760円(1カ月あたり980円)
  •  パーソナルプラス                      年額35760円(1カ月あたり2980円)

※1カ月無料お試しあり

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クラウド型の会計ソフトはクレジットカードや銀行口座(ネットバンク)と同期ができるのでとっても便利!

確定申告時に役立つのはもちろんですが、確定申告の必要がない人でも普段の収支の把握にクラウド型会計ソフトが役立ちます

もちろん、会計ソフトの利用料金も経費です

まとめ

開業届けはとても簡単に提出できます

これから頑張ろう!と思っている方はまだ利益があまり出ていなくても、開業届けの提出&会計ソフトの導入をおすすめします

売れっ子作家になったら作品作りに専念できるよう、前もって出来ることは準備&勉強しておきましょう

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